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1996年6月 6日 (木)

第一試合:あぁ、プロレスが見たい

<前置き>
これは発行部数9000部を誇る夕刊プロレスというメールマガジンに「KING OF SPORTS」というタイトルで不定期連載しているコラムです。ここにアップするように多少の手直しが入る可能性もありますが。
</前置き>

 先日、新日ドーム大会の山崎VS石沢の試合をTVで見ました。あぁ、これがプロレスだ。そう思いました。ただし途中まで。途中というのは山崎のハイキックが出るまでです。そこまでは、いわゆるUWFスタイルとは明らかに違う、古いタイプのグランドの展開に、UWF風味の関節技が混じり、とてもすばらしい物でした。いまはすっかりUWF嫌いの私は、殺伐とした試合が嫌いです。だから、関節の取り合いも、あの流れるような展開でないと嫌です。

 で、山崎のハイキック。ここまで、石沢ががんばり、山崎も蹴らざるをえなくなったのでしょうが、残念です。あくまでグランドで勝負して、石沢に勝って欲しかった。そこまで石沢が追い込んだと言うことでしょうか。いわゆるプロレス的な蹴り(ドロップキックとか)は決め技になりません。だから良いのです。UWF的な蹴りは、一瞬で攻守を入れ替え、負けそうな状況を一変させます。これは悪いことでは無いのですが、蹴りでKO勝ちなんてのは、プロレスじゃないと思ってしまいます。同様に、一瞬のスキをついた関節技での勝利もプロレスを感じません。

そこにはドラマが感じられないからです。

一瞬のスキをついた技としては、藤波選手が得意とする逆さ押さえ込み系の技があります。この技は藤波選手や木戸選手のようなタイプの個性で、負けた相手も傷つかない、お互い今後も戦い続けられる技です。しかし、スキをついたとはいえ、関節技でギブアップを取られると、相手は完全に負けたことになります。垣原VS佐々木が良い例でしょう。垣原選手は勝ったつもりでしょうが、プロレス的には、逆さ押さえ込みで勝ったのと同義で、まだまだ戦いは続くはずです。

 文章がまとまらなくなってきましたが、とにかく、プロレスとはでっかい人間が、色々な技で、相手を疲れさせ、3カウントをとる、その間に(その前後に)いろいろなドラマを見せ、ファンを楽しませてくれるもの、そう思っています。格闘技もどきや、殺伐とした殺しあい(アルティメットとか)、凶器まみれ、血まみれが売り物のプロレスもどきは見たくない。

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コメント

記念すべき初投稿です。

結局のところ、昔の新日中堅のじっくりと
した試合が好きだったりするんですが、
それだけだと退屈で、新日VSU、あたりの
絶妙なバランスがすきなわけで。

ま、打撃は減らして欲しいけどね。

投稿: ごるご十三 | 2005年12月 2日 (金) 16時17分

あぁ、もう10年近く前なんだ(苦笑)

投稿: ごるご十三 | 2005年12月 2日 (金) 16時17分

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