第九試合:1999
<前置き>
これは発行部数9000部を誇る夕刊プロレスというメールマガジンに「KING OF SPORTS」というタイトルで不定期連載しているコラムです。ここにアップするように多少の手直しが入る可能性もありますが。
</前置き>
遅まきながら、新日1/4ドーム大会関係のお話をば。基本的には2回のTV中継と、若干週プロ、および増刊号での情報/知識が頭に入ってます。順番はTV特番の放送順に合わせて。
健介VS大仁田
やっぱ大仁田の勝ちだなぁ。TVで見る範囲、有無を言わせぬほど健介が大仁田を潰したとは思えない。以前蝶野が冬木や中牧と戦った時ほどの強さは見えなかった。やりたいことやらせてその上で勝つ、とか、まったくなにもさせず、完膚なきまでに叩き潰す、そのようなプロレスラーとしての凄みが見られなかったように思う。入場から退場まで、TVだと試合後のインタビューまでがプロレスラーの仕事(というか見せ場)。確かに大仁田生き方は否定できない。そこまでの生きざまを健介は持っていない。。。。
大谷、高岩 VS カシン、ワグナーJr(IWGP・Jrタッグ戦)
これまで金本がてこずったカシンと、なじんでいたワグナーJrが組んだ。どうなることやら、という気がしたが、なにか妙にはまっている。試合は大谷のドラゴンが決まらなかったところで終わったかな。
ライガー VS 金本(IWGP・Jr戦)
パワーで勝てないと悟った(らしい)金本は、80kg台まで絞り込み、スピードで完全に上回って勝つつもりらしい。が、私の思うにそれが敗因。完全に技を受けないという試合をするならともかく、体重を落としたことによる一発の破壊力、そして受ける耐久力が減ったとしか思えない。金本のタイガースープレックスを外し、吠えるライガー。ゆっくり受けきったという感じで、ライガーの攻勢が始まる。すでにライガーの掌底は、猪木の弓を引くストレートの域に入ってきましたな。とどめは優しくない角度の雪崩式ブレーンバスター。
金本よ、これからどうする?さっさとヘビーにあがっちまえよ。
永田 VS ベネトゥー
ベネトゥーもよさそうな選手なんだけど、とりあえずなにしていいかよくわかんなかったようで、永田が好きなようにやって勝ったという感じかな。
フライ VS ジョンストン
いやぁ、ジョンストンいいっすねぇ。新日所属(?)になるらしいけどこれからおもしろいかもね。しかしフライは最高のヒール”プロ”レスラーだ。なんでUFOにいるんだ(苦笑)。
橋本 VS 小川
小川が変わった。その昔、北尾にそれを望んでいたように、完全に猪木の作った戦闘マシーンとなった。プロレスラー橋本は中途半端だった。とりあえず腹を引っ込めないとだめだ。今の小川とこのスタイルで戦うのなら。有無を言わせぬだけのものが今の小川にはある。UFOに乗ってやってきた小川は、プロレス界を恐怖のどん底に落とす恐怖の大王になるか?
天龍、越中 VS 天山、小島(IWGPタッグ戦)
勢いが凄い。天山、最近少しくすぶっていたのが嘘のようだ。武藤も天才だが、天山も実はなんでもできる男。ついにその才能を出し惜しみすることなく戦い始めた。場外へのムーンサルトニードロップとでもいうべき技を披露する。Jrぢゃないんだぞ(苦笑)。そして小島も、才能は足りないが(けなしてないよ)、元気と、プロレスに対する情熱が、場外へのダイヤモンドカッターとして花開いた。そして三銃士世代の下の世代が、天龍組を打ち破った。新しい時代の幕開けは近いか。
ノートン VS 武藤(IWGPヘビー戦)
文句無し。これぞプロレスという感じですね。新日正規軍と呼ばれるレスラーの、しかもトップの二人が不甲斐ない試合を見せる中、本当のプロレスを見せたのはnWoの4人と、平成維新軍とは。。。秀逸だったのはやはり蝶野の解説。今まで死んでたようなレスラーが、なぜ突然反撃できるのか。実は攻めさせている、とか頭ではわかっていながらも、体感できるものではなかった。が、蝶野の解説ありだとそれが手に取るようにわかる。すごいよ。怪我が治らなかったら、解説に専念してほしいぐらい^^;;;
つーことで、大仁田の「おまえらの器量を疑う」、小川の「新日本プロレスのファンの皆様、目を覚ましてください」、蝶野の「この会社は腐ってる」という言葉が突き刺さってきた。新日はこれでいいのか?。いや、そう考えさせることすら猪木と長州の手の上で踊ってるだけなのか?
長州は大仁田の生きざまを、小川のやり方を否定するのだろうか。プロレスらしくないから?私が好きだったころの長州とは、過去の日本プロレス界の常識をぶち壊してきた長州だった。大仁田も、小川も、nWoも飲み込んでみろよ、長州。猪木がそうしたようにさ。
さて、長州は大仁田を踏み台に復帰するのだろうか。小川を止められる選手が新日にいるのだろうか。ライガーは無事10連覇できるのか。天龍の動向は。UFOはどう動く。正月そうそう、いろいろな波乱を抱えて新日本プロレスの1999年は始まった。
余談:今年はきっとアレクサンダー大塚の年だな(笑)
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コメント
いやぁ、健介は立派になりましたね。
やっぱ嫁さんのおかげ。大仁田に負けない
生き様を身に付けました。
永田は。。。いつも貧乏くじだなぁ。
これって誰よと後に言われそうな選手の
相手ばかり。語り継がれるような名勝負って
ないんじゃない?次のレスナー戦で見せて
くれる?無理かなぁ。
後は。。。もういいや(苦笑)
投稿: ごるご十三 | 2005年12月 2日 (金) 16時29分