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2000年5月 8日 (月)

第二十三試合:タレント

<前置き>
これは発行部数9000部を誇る夕刊プロレスというメールマガジンに「KING OF SPORTS」というタイトルで不定期連載しているコラムです。ここにアップするように多少の手直しが入る可能性もありますが。
</前置き>

日本には外人タレントが結構いる。両ケントしかり、デイブ・スペクターしかり。ちょっと前にではゾマホンとかいう人が受けていた(良く知らないのです)。彼らは日本に仕事で来ていたり、留学してきたり。だからそれなりに日本語が話せる。それだけでTVで食べていけるのは何故だろう。当然彼らの素養というものも存在するけど、それ以上に「外人」であるというタレント(才能)が大きい。もちろんそれは文化の違いを見せるのに役立つが、「外人である」ということだけで一つの才能なのだ。が、それを生かしているのはたけしであったり、紳介であったりするわけだ。

今の日本人レスラーにタレント性が無いとは言わない。各自自分の色を打ち出しているし、だいたい成功している。が、外人レスラーはどうだろう。昔の外人レスラーはタレントの宝庫だった。デストロイヤーに至っては長期にわたってバラエティ番組にレギュラー出演していたほど(って、なつかしーなぁ)。神様、鉄人、人間風車、人間発電所。。。聞いただけでわくわくしたものでした。で、今は?

確かに外人レスラーの凄い選手は減った。おまけにWWFとWCWの囲い込みも激しく、またその情報も早く、「まだ見ぬ強豪」はいなくなった。ゴールドバーグぐらいだろうか。今まともな外人レスラーを呼ぶ団体として、二大メジャー以外にFMWを考えてみる。ここは同じく独立系ECWからのレスラーが来る。新鮮味があって、「まだ見ぬ」選手達だが、逆に伝説はない。全日は一応WWFとパイプがあるようだが、WWFのトップクラスが来るわけではない。インディーのレスラーが上がるときと同じように、若い外人レスラーをあげて、テストし、鍛え上げている。所属選手と大して変わらない。

新日はというと同じくWCWと提携しているが、トップクラスはなかなか来ない。来るのは現地の派閥抗争などの第一線からはじき出された選手のみ。しかしそれも仕方ないのかもしれない。以前、有名外人選手が来日した場合、シリーズ序盤は若手や中堅の”いい仕事”をする選手が対戦し、その”伝説”を盛り上げてきた。が、今はどう?健介とランディ・サベージ(だったか?)がやったときのしまらない試合はどうだ?小島がスティーブン・リーガルに勝ってしまったのはどうだ?甘やかせ、というのではないが、結局は外人のタレントを殺してしまってる。これではWWFやWCWの首脳陣が、トップクラスを送り込んでくるはずはない。うまく使ってるのは蝶野だけでは?(おっと、今日は蝶野の話ではない)。

大阪出身のハードコア/スラッシュ系のバンドで、ガーリックボーイズという人たちがいる。昔ちと縁があってライブをタダで見たりしたことがあった。彼らはハードな音に、時にはコミカルな歌詩というギャップが楽しいのだが、あるアルバムの中に「ゴング」という曲がある。この曲はレスラーの名前とニックネームを連呼する歌詩(笑)。たとえば「カール・ゴッチ 神様、フリッツ・フォン・エリック 鉄の爪」てな感じ。そして最後に「カムバック・トゥ・ザ・リング ゴングで燃えろ!」と。

日本人レスラーのニックネームにしてもそう、最近のオリジナル技にしてもそう。ネーミングセンスがない。マスコミのせいも、あるのだろうけど。そんなものをぶっ飛ばすような、伝説になるよな呼び名を与えられる、そういう選手は現れないのか?

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