第三十試合:面白いプロレス
<前置き>
これは発行部数9000部を誇る夕刊プロレスというメールマガジンに「KING OF SPORTS」というタイトルで不定期連載しているコラムです。ここにアップするように多少の手直しが入る可能性もありますが。
</前置き>
私は新日ファンで、蝶野が好き。蝶野が描いてきたストーリーを楽しんできました。もちろんこれからは武藤が描くストーリーも楽しみ。
私は新日ファンで、昔からの猪木信者。でも今の猪木の描くストーリーはあまりにも散文調で、ついていけないところが多い。
で、今の新日、面白いですか?スポットがあたるのはひも付き、いやへその緒の切れてない状態のくせに独立したふりをしてる連中と、引退したはずの峠を越えたレスラー。正直言ってつまんないです。
GW中の5月2日深夜。翌早朝から泊まりで釣りに行く予定だったので、早めに布団に入ったのですが、結局1時間ほどうとうとしただけで目がさえてしまいました。しかたなくおきだしてTVを付けると。。。ちょうどガイアジャパンの中継が始まるところでした。大阪大会だから大阪ローカルでやったのでしょうか?
以前からガイアジャパンには期待するところもあり、大阪大会のカードもある程度知っていたので、結局腰を据えてみてしまいました。といいますか。。。途中で止められないほど面白かった。そこには妙に深刻ぶってる今の男子プロレスの悪いところも、昔の女子プロレスの軽いイメージもなく、本当に面白いプロレスが展開されていました。
ガイアジャパンは復活クラッシュと、その周囲を取り巻く各団体でトップを張った高年齢層(失礼)、ガイアジャパンたたき上げ世代の突き上げ、そしてその間で苦しむ世代から構成されている(と思う)。たたき上げ世代の中で独自のキャラを確立している広田は、さらに下の世代から突き上げられる。当然面白おかしく^^;;;。たたき上げ世代の一人は苦しむ世代の山田を破り、上さえいなければ押しも押されぬエースたる里村は、最強伝説の持ち主の一人、ダイナマイト関西にシングルで2連勝(他はアジャとか京子とか神取とか)。苦しむ世代のもう一人、KAORUはいまどきヒールへの脱皮中で、デビルからヒール魂伝承?って感じ。負けたけれど、倒れているのはデビルで、KAORUは笑いながらデビルに肩を貸して退場していく。魅せるねぇ。
そしてセミファイナルでは、これまたたたき上げ世代のシュガー、永島が、北斗、尾崎のこれまた頂点を極めたチームに勝つ。メインは復活クラッシュと復活アジャ京子。これが面白くならないわけがない。妙な遺恨を感じさせない純粋に楽しめるプロレスを見せてくれた。残念なことに、まだまだこれから、というタイミングで京子がかなりへばってて終わってしまったことぐらい?
長与、飛鳥、アジャ、京子、北斗、尾崎、関西。女子プロは門外漢な私が見ても、これはすさまじい豪華メンバーだとわかる。こういう世代が居残るようになって、若い女子が育ちきれないとずっと思ってたのだが、ここの若いのはこの世代に負けないところまで来ている。長与の指導で基礎を作り、こういうトップの連中に食いついていくことでどんどん成長する。もう同世代では他の団体の追随を許さないのではないかな?浜田(娘)ぐらいの素質と体がないと。
ということで、2時間ぐらいで、全試合を見たのですが、こりゃ最高の興行だと思いますよ。お金を払って見る価値がある、と。これこそがプロレスの面白さだと再確認させられました。
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コメント
ガイアだけは残ると思ったんだけどなぁ。
やっぱ旧世代に頼ってたんだろな、集客。
投稿: ごるご十三 | 2005年12月 2日 (金) 21時32分