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2004年4月12日 (月)

第四十五試合:情報化社会

<前置き>
これは発行部数9000部を誇る夕刊プロレスというメールマガジンに「KING OF SPORTS」というタイトルで不定期連載しているコラムです。ここにアップするように多少の手直しが入る可能性もありますが。
</前置き>

昔のプロレスは、とか、ストーリーがだめ、とかいう意見をよく聞く。私自身もそう思う。でも、もう時代が変わっちゃったんだと思う。プロレス界に限った話ではないんですが、産業革命に続くIT革命、情報革命、というやつです。どんな趣味、どんなジャンルにおいても、もはや個人で処理しきれない量の情報が飛び交ってるのです。

ゴールデンタイム時代のプロレスは、その週一回の放送と、月刊のプロレス雑誌、そして大スポだけが情報源でした。大スポは子供は買っちゃダメ系の新聞ですから、基本的には週一回の放送が全てで、そこで描かれるストーリーは連続ドラマと同じように見ていました。当然情報の発信が限られているわけですから、中堅以下の試合なんか流れませんし、月刊誌でもそうそう取り上げられません。そういう選手が海外行って、凱旋帰国、とか謎の覆面レスラー登場、となったとき、そこのファンタジーがあったんですが、今はそれもない。こないだ入門したとこみたいな選手の情報まで全て流れるのですから。

先日の新日の大会を例に取ると、28日夜、スポーツ新聞系サイトの速報でサップの勝利を知る。新日のメルマガ、夕プロ、朝プロの速報で見る。翌日にはより詳細な情報がネットに流れ出す。翌週には週プロ、ゴングでじっくり読める。放送は。。。特に大阪はほぼ一週遅れるから、試合の3週間後とかになり、個人的には日曜深夜に録画、月曜朝から東京出張、帰ってきてみるのが金曜夜。つまり下手したら1ヵ月後。どう考えても新鮮な気持ちで感動しながらなんて見られません。

DDTとか闘龍門とかがうまくいってるのは、それほどの露出がなく、基本的には実際に足を運ぶ常連さんをターゲットとし、その中でのみ共有できる情報が全てなっているからでしょう。K-1やPRIDEは正反対。誰だかよーわからん選手で盛り上げるためには、サイドストーリーやらなんやらを発信しまくらなければならない。それに海外の情報はまだまだ少ないから、「未知の強豪」ネタがまだまだ使えるし。

かといって今の新日などが情報封鎖を行えるわけもない。昔には戻れない。「情報化社会のプロレス」というものを真剣に考えてモノを作らねば難しい時代、そして見る側もそれを踏まえた見方に変わっていかなければいけない。頭が固くなってきた私には難しいかなぁ。。。

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