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2005年3月21日 (月)

第五十二試合:IWGP

<前置き>
これは発行部数9000部を誇る夕刊プロレスというメールマガジンに「KING OF SPORTS」というタイトルで不定期連載しているコラムです。ここにアップするように多少の手直しが入る可能性もありますが。
</前置き>

さて予告どおり、IWGPについて。少し前、藤田を筆頭とする外敵な人がベルトを巻いてた頃、よくこんな発言をしていた。「こんなやつを挑戦者とは認めない」とか「相手は俺が決める」とか。それを無視して挑戦者を押し付ける新日に対する非難の声。おろかです。

プロレスのチャンピオンベルトというのはボクシングのベルトとはまったく異なるものです。あくまでその団体が管理し運営して。。。って、運営なんてしてないですよ。あくまで管理して、団体の意向に応じてチャンピオンを決め、タイトルマッチを組むだけ。

チャンピオンというのは、一番客を呼べるレスラーでなければいけないのです。客を呼べないレスラーがチャンピオンでいることがおかしい。それがアメリカの常識だと思います。が、日本では今現在だけではなく、ある程度長期的視野でドラマを作るために藤田みたいな、ろくに客も呼べない、ろくにプロレスもできない選手をチャンプにすることはありますが。

 というわけで、IWGPにしても、それは「最強」の証でもなんでもなく、新日本プロレスが所有する一つの資産。これをあれこれ運用することで客を呼んで金を稼ぐわけだ。この程度で、プロレスの裏ネタ!というつもりもないし、そう攻撃されても困るが(苦笑)。 最近の新日のベルトの扱い見てたら分かるでしょう。

ケース1:ある団体から参戦していたJrの期待の新星。彼には交際中の女性がいた。しかし所属団体は赤貧状態。そんな中、彼はIWGP Jrのベルトを巻いた。その後、フリーになり、新日所属に。晴れて業界一位の企業に就職した彼は、無事にその女性と結婚しました。ベルトはご祝儀?それとも移籍の約束手形?

ケース2:ある団体が崩壊して、そこの所属選手が唐突に新日にあがりました。それもいきなりのIWGP Jrタイトルマッチ。そしていきなりの戴冠。その後、新日所属となり、タイトル戦線からは外れているものの、総合系のイベントではルール策定を手伝ったり、総合に出る選手のトレーニングを手伝ったり、外様とは思えないほど裏方的ではあるが重要な仕事を任されている。これも新日に来てもらうためのご褒美?

ケース3:インディー系、いや準メジャークラスの団体でもタッグチームとしての実力は日本一といっても過言ではない評価を得ていた二人。上質なヒールでもあった彼らは、新日ヒール部門の人材不足が白羽の矢。その後、IWGP Jrタッグはほとんど彼らの代名詞のようになっている(今は違うけどね)。Jrタッグなるタイトルの重要性に疑問はあるが、業界一位の企業のベルトです。彼らは引っ張ってくれて、ベルトをくれたヒール部門のトップに付き従ってます。

ま、そういうわけで、これらのケースではJrばかりですが、ヘビーだって似たようなもんだよね。これまでIWGPを巻くことが出来なかった小島に巻かせる。これは新日が全日の軍門に下ったことを示すのではない。新日系武藤全日本が完成したご祝儀ですわね。タイトルマッチが唐突に決まったのも、単純に業務提携がきれいにまとまったタイミングだった、ということ。これでどんどん対抗戦ができることでしょう。

他の団体、他のベルト見ても、そういう事例あるでしょ?提携した途端、お互いのベルトを持ち合ったりね。特にタッグやJrは。ま、ベルトなんてそんなもの。そういう意味で天山は会社の命令に忠実な、いいチャンピオンだということでしょう^^;。あぁ、ほんと、プロレスの見方がスレちまったなぁ。。。つーか、やっぱ長くなった。。。

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