2010年1月10日 (日)

第七十試合:全日の今

 PCの録画アプリで「プロレス」というキーワードで地上波録画してると、
新日の中継と、バラエティにプロレスラーが絡むものと、あと全日の
中継が録画されています。ノアの中継がなくなったころから、
UHF局が関東でやってるやつを流してるのです。

 で、ガチな新日ファンだった私なのに、楽しみにしてるのは
いつのまにか全日のほうになってたりするわけです。

 なぜなら。。。ドラマ性の問題。

 どっちも30分枠で、新日のほうはなるべく新しいのをさっさと
流す。これは前々回のネタでいうリアルタイム性を求めているとも
言えるのですが、どちらにせよ結果のわかっている、数週間前の
試合の再確認にしかならない。その上録画でいつの試合やら状態。

 もちろん全日側も、録画してから数週間後に見ることが多いのですが、
最新のものでもまだ夏ごろの試合を流している。「映像提供GAORA」
とか出るので、そっちとの絡みもあるんでしょうけど、この試合にいたる
までの経緯、とか、そのドラマ、とかを丁寧になぞっているため、
古い試合でも十分楽しめる。その作り方をまず褒めたい。
#引退がらみのやつとかね

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2010年1月 9日 (土)

第六十九試合:世代

 さて、前回アメトークの話をしたわけですが、そこには10人ぐらいの
プロレス好き芸人が、それぞれ好きなレスラーに扮し、いろんな事件に
ついて語ったわけです。こんな企画が通るのも、TVの作り手に
プロレスファンが多い証拠。

 てな話は大昔に書いた記憶があるんですが。。。そう、私は今年で
後厄です。夕プロ2000号記念大会の時に桃太郎さんにお会いして、
「金本似」などと課題な評価をいただいた私も今年で後厄。
いろいろあって、いまや坊主頭。正月に実家で甥っ子たちに、
「えびぞー!」といわれて頭を触られまくったわけですが、まぁ
えびぞーの真似をするRGが関の山だと思うわけです。

 おっと話がそれまくり。まぁそんな年齢なわけで、(オタクなので)
アニメ見てても、TV見てても、「あぁ、ガキの頃そんなネタ考えてた
なぁ」的なネタが結構見かけられるようになりました。そう、TVの
作り手の主導権を握る立場の人達が、自分と同じ年齢層になって
来た証拠です。

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第六十八試合:事件性

 多分もうほとんどの読者に忘れ去られていると思いますが、
以前レギュラーで書いてたこともある、ごるご十三(じゅうそう)と
いうものです。昨年一年全く書いてなかったこととか、あらためて
自己紹介とかは後回しにして、生きのいいネタを書かないと。。。
#勢いで書くタイプなので。

 これを書いてる数時間前まで「アメトーク」のSP版を、
いわゆるゴールデンタイムにやっていた。この番組自体、もともと
深夜枠で、結構濃いネタをやっていて、たまに見てはまることも
あって、プロレスを扱う時も、それ以外の(特にオタク系)のネタの
時も、MC陣が引きまくっていても、ゲストのそのネタを愛する
面々の「愛」が伝わってきて、それを殺しきらない絶妙、というか
微妙な編集が伝わってきて、見るに耐えうる番組に仕上がっている
ことが多いわけ。いや、その「愛」を殺すような番組も多くて、
腹をたてることのほうが多いわけですが。

 さて、今回はスペシャルで、ゴールデンタイムにプロレス復活!
と題して(他のネタ二本の後でしたが、力の入り方がちがったね)、
プロレス好き芸人が、特に「ゴールデンタイムのあの頃にあった
”事故”」を中心にいろいろと語っていたわけです。

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2010年1月 8日 (金)

第六十七試合:森嶋 その2

えーと、何試合目だっけ?と自分のブログに転載してるやつを探して。。。
おぉ、7月以来か。半年以上だよ、と。ほんと最近、全然プロレスから
離れちゃってて。ずっと録画されてるはずのPCの録画ソフトも、、、
よく見てみると10月から録画されてない。「プロレス」という
キーワード録画してたんですが、期間が10月にまでになってて(苦笑)。
おかげでこの年末年始の放送が全滅ですわ。まぁ地上波しかないので
新日とノアだけですけど。
#実のところ。。。HDDレコーダーも同じキーワードでやってるので
#探せばあるはず<年末年始

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2007年7月19日 (木)

第六十六試合:ペガサス幻想(ファンタジー)

(初代)タイガーマスクは強かった。その強さを引き出したのは、タイガーと同じ空中殺法を使うルチャドールではなく、スピード、パワー、そして技の切れ味に優れたダイナマイト・キッド、パワフルで、テクニシャンで、それでいてラフもできるヒールのブラックタイガーだった。

その後を次いだコブラの時代、キッドに加えて、デイビーボーイ・スミスがいた。その圧倒的なパワーはもう完全にヘビーのものだった。

次いで馳の時代、印象に残るライバルはやはりオーエン・ハート。

ある意味今でも続くライガー時代はもちろん二代目ブラックタイガーことエディ・ゲレロと、ペガサス・キッドから始まり、小僧(キッド)から育ちワイルド・ペガサスとなったクリス・ベノワ。

今日(26日)、会社のPCのRSSリーダに飛び込んできたニュースは

「クリス・ベノワ死去」

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2007年6月26日 (火)

第六十五試合:No1にならなくていい?

 昨年末から今年の頭にかけて、煽るだけ煽ってそのまま失速したごるごです。ほんともう、プロレス見て熱くならなくて、というか、ほとんど見てなくて。一ヶ月遅れぐらいの新日やノアが勝手に録画されてたまっていき、また2ヶ月遅れぐらいでみるのがやっとで。。。そんな中。。。

 ネットニュースやらなんやらを巡回してた時、偶然後藤達俊のブログ(http://ameblo.jp/mr-bd/page-1.html)にたどり着いた。ちらっと見た内容が興味深く、3か月分、、っても調子悪い時のしょこたん並の更新頻度なので相当な量があるわけですが、それを完全制覇。ヒールの人ほど、実はいい人、というのを実証するかのごとく、ファンからの質問に誠意を持って答えているのがほほえましい。私なんぞは新日時代の裏話や、他のレスラーとの思い出話に出てくるエピソードが面白かったり懐かしかったりで。

 レスラーのブログ、以前は3つ4つ巡回してたはずなんですが、いつの間にかコメント欄閉鎖とかフィルタ無しに飛び込んでくる意見に腰が引けるのか、結局面白くなくなったり消滅したり。今は鬼嫁ブログ(誤)、健介ファミリー嫁バカ日記(http://kensuke.livedoor.biz/)だけしか見てない。あほなこと書いたり煽るファンがいない、ほのぼのとした微笑ましいブログだし、きっちり更新されてるし。

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2006年12月30日 (土)

第六十四試合:Call&Responce(後編)

Joe Hooker Sr.さんという大御所、というか巨匠に火をつけることができるとは思っても見ませんでした。しかもうちの近所(私は京阪沿線守口市駅、寝屋川は学生時代に通ってました)のネタ^^;;;。

キャメルマンさん、私も長く生観戦からは離れています。今の料金を払って、時間を使ってまでみたい団体がないのです。他に趣味が多いからってのもありますけど。結局新日とノアの中継を、しかも数週間遅れで見てるのと雑誌立ち読みするだけ。だから懐古的になっちゃうのかもしれません。「生」の「熱さ」に触れてる人は、今のプロレスも「熱く」感じておられるのでしょうね。

北4太さん、あなたのおっしゃるとおりです。自分でさくっとWEBサイトを開ける時代を通過し、誰もがブログでがんがんものが書ける時代になりました。ブログというのはとんでもないもので、一生懸命HTMLを書いて作ってたころより、はるかに簡単に、あっという間に数倍のアクセスを稼げます。うまく行けばこれまでよりももっと簡単に反応(Responce)が得られます。

実際自分もHTMLのWEBサイトからブログに移行してはいますが、夕プロに投稿したコラムを全て載せています。でも、プロレスネタに関してはほとんどなんの反応もありません。これだけの期間投稿していて反応をもらったことは数度(以前はメールアドレスつけてたので、メールで数通)。

やっぱりね、これが寂しいところだと思うんですよ。書いても何の反応もない。多分多くの人が自分のブログに書いて、それなりに反応を得られるようになって、その快感にはまっていってるんだろうなと。まぁ、自己満足で書いてるのでいいんですが、ファンタジスタ賞をいただけたのは(感想を聞いてはいないものの、)間違いなく「評価」された、ということ。それが分かっただけでも非常にうれしいことです。「数」ではなく「質」を評価されたわけですから。

以前、何度か小ネタを朝プロに投稿したことがあるんですが、あっちでは記事と七撃さんのネタの間に投稿が載ります。自分の書いたネタがあって、(連載ネタがあるときは違うみたいだけど)七撃さんがコメントを書いてくれる。これがうれしいんですよね。桃太郎さんのスタンス次第だけど、なんか反応してくれたらうれしいのになぁと思います。

プロレスはエンターテイメント。でも昔の新日のように、「真剣勝負のように見えるエンターテイメント」が面白い。だから、私の「挑発」はプロレス的「挑発」。事前打ち合わせ無しに乱入して新日を困らせるインディー選手のようなもんです。商品価値ありと判断されるか、門前払いされるか、そりゃもうドキドキ(笑)。「やっちゃったかなぁ」と思う反面、しばらくの間は本当に楽しかったです。「Callしてみたけど。。。Responceあるかなぁ」と。

選手同士の「Call&Responce」すら危うい総合格闘技なんて嫌い。客とも選手同士の「Call&Responce」がお約束だけのぬるいプロレスも嫌い。凄腕ミュージシャン同士の緊張感のある「Call&Responce」、本気でハイテンションのミュージシャンと、その世界にどっぷりはまり込んだ客の「Call&Responce」がいい。

もうそこまで入り込めないかもしれないけど、そんなプロレスをまた見たい。そして、夕プロ上でもそんな「Call&Responce」を見たい。常連同士のだけじゃなくて、飛び込みの乱入を。それもあっついのを^^;;;

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2006年12月29日 (金)

第六十三試合:Call&Responce(前編)

音楽用語、多分元はジャズやブルーズのような即興演奏の多い音楽において、演奏者同士が、「を?そうくるんやったら、俺はこう弾くで」みたいなやりとりをさす(はず)。後には演奏者が客を煽り、客がそれに答える掛け合いのようなものもさす(はず)。

音楽はエンターテイメントだけど、スポーツ、および武術はそうではない。だから、相手の技にあわせたり、客を意識する必要はない。しかし、「プロ」スポーツとなった瞬間に、この定義は崩壊し、客にうける、客を入れられる、つまり稼げることが重要なポイントとなる。もちろん「強い」ことは絶対条件なのだが。

そういう意味では、これまでの亀田は「プロ」として魅せることに徹してきた。「楽に勝てそう」な相手にケンカボクシングで圧倒して。タイトルマッチも微妙な相手だったのだろうけど、そこはやはり世界ランカー。そうはいかなかった。で、今回は「強い」というか「きっちりポイントを取る」つまり、「勝つ」ことだけを考え、客に「魅せる」ことを捨てた。

顔や親父の志向から、不良キャラ(日本では受けますからね、私は嫌いだけど)で、ケンカボクシングを見せてきたわけだが、あの三兄弟、子供のころからずっとボクシングやってるんだから、技術で「勝つ」、「負けない」ボクシングのほうが得意なんじゃないかと思ったりもする。

プロレスは言うまでもなくエンターテイメントで、まさに「Call&Responce」の世界。打っても響かないレスラーはくずだし、客を自分の世界に引きずりこめないレスラーは三流。

六十一、六十二試合目で、私はかなりの「打撃」を放った。書いてる瞬間は勢いだけなのでいいんだけど、送る瞬間にかなり躊躇した。送るメール本文には「桃太郎さんの判断で没にしてくれてかまわない」と書いた。ここまで書いていいんだろうか、と。何にも言わずにさくっと載せてくれた桃太郎さんには頭が下がります。

この打撃に答えてくれた皆様に感謝。
#またも長くなっちゃったので後編に続く。

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2006年12月 2日 (土)

第六十ニ試合:夕プロに対する”思い”と”情念”と”闘魂”と その2

私は大阪人なので当然のように阪神ファンなわけで、前に阪神の金本と、新日の金本を絡めたコラムも書いたことがある。会社の机の中には、愛用のZIPPOがガス欠した時用のライターがあって、それが阪神カラーで、選手の名前と顔が入ってるやつ。でも、金本じゃない。金本は好きだし、彼の功績は大きい。でも、応援したいのは赤星(ライターは彼)、今岡ら生え抜きの選手なわけ。まぁ矢野のように、阪神に着てから本格的に花開いた選手は生え抜き扱いだけどね。

当然プロスポーツなのだから、チームを強くするために良い選手を他チームから集めることに異議はないし、そうあるべきだと思う。でも、それだけでチームが強くなるわけでないことは巨人やサッカーの銀河系軍団(だっけ?)を見れば分かる。チームとはバランスだし、他所から来た選手ばかりで、入団時から応援してきた選手がどんどん出て行くチームを、地元のチームとして応援できる?

今の新日がそう。生え抜きの、これから、という選手が抜けていく。他所から(まぁ出戻りだけど)ロートル長州が帰ってきて、結局長州好みの選手と、WJ時代にギャラ払えんかったお返しのように、なんじゃこりゃ、というレベルのどインディー選手を新日に上げる。確かに石井なんてのはいい根性してると思うけど、花もないし大して将来性も感じないよね。

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第六十一試合:夕プロに対する”思い”と”情念”と”闘魂”と その1

他のコラムニストの皆様にはもうしわけありませんが、またファンタジスタ賞を
いただいてしまいました。通知のメールを頂いた瞬間、

「あれ?今月何書いたっけ?」

という感じでした。受賞のお礼も兼ねて何か書いた記憶はあるんですが、中身なんだっけ?という感じ(苦笑)。

そんな状態、その程度の思い入れで書いたものでまた賞をもらっちゃうのはほんと気が引けるのですが、もらえるもんはもらっときます。

でも、なんで桃太郎さんが私のコラムを選んでくれるのか分かるような気がする部分もある。私自身、他のコラムを見てて”何も”思わないから。
#暴言ご容赦を。

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