プロジェクトＸ 「事実と違う」と高校が遺憾の意

二週間ほど前（記事みたところ１０日放送か）、ぼけーっと
TV見てたらプロジェクトXが始まりました。

「ファイト！　町工場に捧（ささ）げる日本一の歌」

だとか。なんだ？大阪の町工場で合唱団でも作ったのか？
と思ったら、大阪府立淀川工業高校（以下淀工）の合唱部の
お話か。へぇ、そんなんあったんや。淀工で音楽で日本一
ったらブラスバンド、と言うイメージしかなかったので見てみると。。。

二昔前の熱血青春ドラマそのもの。荒れていた学校で、
一人の教師がやる気のない学生を集めて合唱をはじめ、
ついには日本一になる、と。えぇ話やなぁ。でも。。。

見ていて妙な違和感を覚えた。舞台となった時期といえば
私が中学二年のころ。当時、大学に行こうと思ってなかった
私の志望校はこの淀工だった。それに、多分一番（距離的に）
近い高校でもあった。そんなに荒れてたか？
大阪の工業高校といえば、とんでもなく荒れてる学校もあったと
聞くが、淀工にそんなイメージはない。

淀工のすぐ前にある中学に、同じ塾の友達やら当時。。。な
人とかいて、噂も聞いてたけど、たまに女の子が声かけられる
ぐらいのことしか（苦笑）

さらに、番組中でブラスバンド部について全く触れられない。
おかしい。同じように淀工の中で音楽で日本一の常連になっている
クラブだし、対外的には淀工の代名詞とも言えるクラブだ。
また、こちらも同じように熱血教師が転勤も昇進も捨てて
長い間指導を続けている。
って、淀工ブラスバンド部、中学の同級生がいて、その後
うちの弟が入って活躍（？）したわけでよく知ってるんですよ。

やっぱおかしいなぁ、と思って母親（両親は一時ブラスバンド部の
おっかけ状態でした）に聞いてみたら、「あのころ既にブラスバンド部
あったはず。だから体育教官が『工業高校に音楽はいらない』なんて
こというはずありえない」と。だよなぁ。

で、結局

プロジェクトＸ　「事実と違う」と高校が遺憾の意

こういうことのようで。。。

多少の脚色は仕方ないと思うけど、これじゃ当時の淀工生やら
関係者に失礼だと思う。叩いてるのが捏造好きな朝日なのが
どうにもこうにもなんだけど（苦笑）。

今やNHKを代表すると勝手に思ってる「プロジェクトX」が
このざまでは、うかつに感動もできないなぁ。
これまでのもどれだけエンターテイメントにされてるんだろ。
ちゃんとドキュメントでやってくれてたのか？うーん。。。