かれえうどん
御流後の十三(じゅうぞう)は京から浪速に舞い戻った。火盗改長谷川平蔵の目を盗み、一味の台所を預かる長瀬の大飯の卯吉を頼り、新たな根城を探し城下町を東へ西へ歩みを進める。
夜も更けたころ、「小腹がすいたのう」とい十三に、卯吉はこういった。「カレーうどんはどないだっか?」
なに?かれぇうどん?それはにっくき長谷川平蔵の好物ではないか。そんなもの食えるか。い、いや、敵を知り己を知れば、ともいうな。「で、その店は美味いのか?」 「えぇまぁうまいんでっけど、麺が平蔵好みではないかもしれまへんなぁ」 「ほう、それは?」 「まぁ食ってみればわかります」
赴いたのは杭全の「うどん道場」なる店。なんでもここも手礼備で広められたらしく、狭い店内に客がひしめいていた。
探索中、かれぇではなく、かすうどんを食べようとしたのもあり、かすかれぇうどんを。。。と思いつつ、辛めの「ぴりかすかれーうどん」なるものを見つけそれを頼む十三。
「うーん、美味い。最近、かなり辛いかれぇばかり食しており、ちゃんと辛くないかれぇは食わないのだが、これは微妙なところだな。これ以上辛いとかれぇうどんとしてはつらい。」
さらに、かれぇうどん特有のとろみもあまりきつくない。なにせ十三は猫舌であり、熱くてとろみのきついかれぇうどんは食えないのである。
「で、これが卯吉のいうまろにぃのような麺か。確かに見た目はそうやな。細めで、表面は透明で。腰があるというよりもちっとして。だが、わしは好きだぞ。」
かすからしみだした味、それからかすの食感。十三はほぼ満足していた(ちょっと高いか?)。
「平蔵はどう判断するのだろう」
十三と卯吉はそれをきにしつつ、また浪速の夜の闇へと消えていった。。。
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コメント
平蔵はどう判断するか
て
うどん道場のかすカレーうどんやったら
すでに去年探索済みですがな
http://blue.ap.teacup.com/angling-net-arch/109.html
うえから19番目に書いたあります
(支店が天神橋にある)
まあ
カレーうどん改め方の評価は
良くも悪くもなく
ぎりぎり合格
Average tasteということです
ただし
偏差値はめっちゃ低いです
(偏差値=実勢価格-平蔵評価額)
つまり
この店
味の割りに値段とても高いです
コストパフォーマンスほぼ最低です
投稿: ささき | 2007/03/05 23:51
あ、やっぱり?確認せんと書きましたが、
見たような記憶があったんですよねぇ(苦笑)
wogeyが「平蔵殿に味見してもらいたい」
なんていうから^^;
で、確かに私のたのんだピリかすかれーだと
1100円。確かに高いですな。800円ぐらい
までなら大満足ですが。
投稿: ごるご十三 | 2007/03/06 00:07