卍固めを語る。
またの名をオクトパスホールドと呼ばれ
四の字固めに並ぶプロレス固め技の代名詞であり
未だに(海外を含め)アントニオ猪木以外の使い手が現れないという技である。
そもそもあのカール・ゴッチが他のレスラーよりも
関節の柔らかい猪木のために教えたという発祥のためか
新日オンリーの技であり、蝶野が某バラエティ番組でナインティナインの岡村に
『なんでもお見せしますよ』
と、宣言しておきながら、岡村の『卍固め』というリクエストに対しては
『猪木さんの技だから猪木さんしかやっちゃいけないんだけど、特別に』
と、前置きして一緒に出てきてた小島にやらせていたという技である。
つまりは現代で卍固めを見ることは少ないのである。
現在、現役のプロレスラーで卍固めの使い手が思いつきますか?
いないでしょう?
にわかプロレスファンの自分なんて映像でしかみたことなく。
それもスーパーJカップの井上亘と三沢とやった時の西村が
コブラツイストからの連携で出したのをみたくらい。
この西村のコブラツイスト→卍固めというのはここ一番でしか出さないものだし
無我に移ってからは見られるかどうかも怪しいでしょう。
そんな新日本の、いや日本プロレス界の至宝ともいうべき
卍固めに異論を唱えるお方が出てきたのである。
それが謎のマスクマン、Mask de TAKOYAGANA選手である。
TAKOYAGANA選手に言わせると猪木の卍をもってしても
それは不完全なものであり、オクトパスホールドとして成立してないというのである。
ごるご兄貴からしたらまだまだヒヨッコの猪木信者の私としても
この話は聞き流すわけにもいかず、直接TAKOYAGANA選手とコンタクトをとり
本物のオクトパス=卍を見せてもらうことした。
それが以下の写真である。
TAKOYAGANA(以下TG)
『お前らの言う卍っていうのはこれだろ?
だせぇぜ。効きもしないしな。』
TG選手はどうもルードのようです。
マスクマンだけに主戦場はメキシコでしょう。
『ならば本物とは?』
というこちらの問いに対して
なるほど確かにこれのが効きそうである。
卍を2つ用意して1つを45度回転させて重ねた形
すなわち卍×2である。
効き目は2乗であろう。
しかもその指先には毒が仕込んであり
口からは黒い毒霧も吐くということである。
これではさしもの猪木も危ういかもしれない。
『そこからどのように技に移行するですか?』
という問いに対しても実演して見せてくれた。
むしろ、がっぷり十六つと言ってもいい。
今回は付け人相手に見せてくれたが
コレはおそらくチャンピオンで英雄の
El TAKOYANEN選手と
タイトルを争った時に見せたアレであろう。
うーむ、たしかにコレは真のオクトパス・ホールドである。
だが、がっぷり十六つ過ぎてどちらが仕掛けているか
わからない状態のようにも見える。
そう、たとえて言うなら四の字固めで双方とも足が四の字になっているような状態であるが。。。
TG:『ふっ、こっちの小指の角度が違うんだよ。』
なるほど、グレートはグレートを知る。
素人にはわからないプロレスの勘どころがあるのであろう。
卍固め、その技は若輩に語れぬ深さがあるのである。
最後にTOKOYAGANA選手が次回のタイトル戦に向けて語ってくれました。
TG
『前回のタイトル戦では場外でオレが椅子で殴ったら
TAKOYAENENが流血して反則裁定を取られたが
オレはオレのスタイルでベルトを取りに行く。
I AM TAKOYAGANA. エー!コラ!!』
TAKOYAGANA選手の今後の活躍に期待しましょう。
きっと彼が本物のオクトパスホールドを見せてくれるのだから。
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