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2008/02/22

大鱚 剣之介 大いに驚く 

<Kenneth.Kです。最初に書いたのが07/12/22だったのです。>

相模の国、平塚宿で大鱚 剣之介は走り回っていた。

師走ということもあり剣之介も慌しい年末を迎えようとしている。

師走というのは

『盗人どもも年末年始で大掃除が忙しいのだ。』

と、改め方が油断をするのでそこをついて仕事をするのである。

剣之介もまたその例にもれず師よろしく走り回るのである。

その日の仕事は平塚宿の駅の自動販売機であった。

清透の跡地に置かれた3台の自動販売機は異彩を放っているので

大鱚 剣之介みずから陣頭指揮をとっての仕事である。Img_3663

これの左端の1台が曲者である。

なにしろパンの缶詰である。Img_3664

それだけもならまだしもこの自動販売機には陣頭指揮をとるだけのことがあった。

Img_3678_2カレーうどんの缶詰である。

御流後の十三が捕らえられてからこの方、長谷川平蔵には細心の注意を払っていた剣之介 であるからこそ、この缶詰はむやみに捨て置くわけにはいかなかったのである。

今度ばかりは平蔵の先手をとり、借りを返しておくための陣頭指揮であった。

『どうやらまだ平蔵には気づかれてないらしい。』

そう剣之介は呟くと胸をなでおり、人ごみにまぎれ庵地途へと戻っていった。

Img_3736『ふむ、こんにゃく麺とな。具は油揚げと豚肉。くわえて、とろみスープか。けしからぬ、カレーうどんであるならばスープにとろみがあるのは必然のこととも思うが。』

平蔵への敵意をカレーうどん缶にぶつけるかのように剣之介は缶を開けた。

『むう、確かにカレーの香りがするが、コレが油揚げと申すか。しかもだ。』Img_3737

『少ない。』

決して大食な方でない剣之介といえどもどんぶりの半分にも満たぬというのでは

少ないと思うのも無理は無い。

いささかを上回る心許なさで電子レンジにて加熱して、箸をつけ、ひとすすり。

『むぅ、これはけしからぬな。』

とろみスープは固すぎずサラリしていて好感がもてるがカレーの味しかせぬ。

続いて麺を

『どうにも、どうしたことか。』

こんにゃく麺というよりも、こんにゃくそのものであった。幾分柔らかいかもしれぬが。

うどんではないことは確かである。

しかし、考えてみるに缶詰のなかにうどんを入れたままでは

溶け出してしまって、うまくあるまい。

なるほど、そういう意味での『ワザありこんにゃく麺』であったか。

考えを切り替えれば、すなわち、うどんではない、と思ってしまえば

それなりには食べられる。こんにゃくの食感も悪くはない。

まぁ、300円でこの程度であれば、携帯性と保存性を加味して及第点といったところか。

『平蔵ならばどのように改めるであろうか・・・』

どんぶりから口を離した剣之介は空をしばらく眺めていた・・・

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コメント


こんにゃくはこんにゃくじゃ
これはいかぬよ
300ヱンでその量というのも
いかぬな
いや
いかぬいかぬ

投稿: へーぞー | 2008/02/25 15:54

レスが遅くなりまして

うどんと思ってはいけません
こんにゃくと思えば中々のものです。

なんとかそう思いたいのであります。

いや、でも実際 いかぬよなぁ。

投稿: Kenneth.K | 2008/03/10 21:55

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