春鹿『立春朝搾り』
ちょいとピントが甘くてもうしわけないんですが。。。いや、ぶれてる(苦笑)。。。
あんまり銘柄指定で呑まない私が、というか、もう10年ぐらいやってる月一飲み会なOFFで、通いまくった「多羅福」という京橋のお店がありまして(過去形)、そこで置いてる地酒を一通り飲んで、コストパフォーマンス最高と全員の評価を得たのが「春鹿の辛口」(とかいてあった。超辛口?)。
そっからずっと、あれば「春鹿」とよそでも頼む面々だったわけです。
私自身、「はちまき」で「菊水の辛口」にはまるまではこればっかでしたから。
そのお店が二つともない今日この頃、さびしいかぎりなのですが、今でもOFFで行く店で、見つけるたびにのむのが「春鹿」なわけです。
で、Mixiのほうで春鹿の蔵元の方と知り合い、春鹿のサイト見たりして、2月の土日限定の酒蔵見学に来週赴くことになっておりました。
が、それ以前に、「立春朝搾り」という限定企画があるという話を聞き、それもすごいなぁと思っていたら、最近の天八勤務モードで、毎朝地下鉄守口駅まで向かう中、その酒のポスター?のある酒屋を見つけたんです。「予約限定」の文字とともに。
こういう気合の入った店もあるんだ、と思いつつ、開いてる時間にそこを通ることがなく、ずっとスルーしてたんですが、本日、天八>京橋>天六と戻り、またも「春駒」宴会となって、しかも定時あがりでいきなり安寿司屋宴会だったもので、そうそうにお開き。その帰りの時間ですとまだあいてたのです。というか店じまい中で。
思わず覗き込んでたら店主に「どうぞのぞいていってください」との声をいただき、遠慮なく。
京阪百貨店ぐらいしかましな酒おいてるとこないなぁ、とおもってたんですが、すげぇです。「まえだ」というお店で、市役所のそばなんで、多分まにあは知ってて当然の店なんでしょうね。これはいい店見つけたわ。
んで、春鹿話をいろいろして、「来週酒蔵見学いくんですよ」とかし、「立春朝搾りは全国の酒屋が集まって、搾るとこからラベル貼りまで一緒にやるんですよ」なんてお話を伺ったりして盛り上がってると、「予約より多い目に仕入れてるので、まだあるんですよ。これも縁ですから」と勧められゲット。
すでに「春駒」で4合呑んじゃってるし、つまみもないのでほんの少し味見。
まず一口。。。の前に香り。
うわ、何これ。強烈な吟醸香。
まえだのおやじさん曰く「去年より甘みを抑え、酸味が強いすっきり辛口に仕上がってます」の通り、かなりの酸味。
ワインでもコーヒーでもなんでも、酸味の強いのは苦手な私ですが、この酸味はたまらん。
「辛い!」という感じではなく、かといって「すっぱい」という酸味でもなく、酸味の強いからさ、とでも言いましょうか、口の中に広がる香りと、舌の面一杯にひろがり、ここちよく突き刺してくる酸味。つーか、「酸味」と書くと、自分でもいやな「酢」な感じの味を思い浮かべるんですが、そうじゃなくて、吟醸香をそのまま味にしたような、と想像してください。そいつが舌に絡みついてくるわけです。うーたまらん。
当然今時の辛口系ですから、酒の味自体はさっぱりと消えていき、その香りというか酸味部分だけが舌にずっと心地よくのこる(えぇ、つまみもなしなもので)。ほんとこれはすばらしい。
「縁」、まさに縁ですね、こういう酒とめぐり合うのは。じっくり楽しむこととしましょう。晩酌ではなく、じっくり一杯だけ、飲むような感じで。
さぁ、来年は予約入れるぞ(苦笑)
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コメント
話題が違うのでアレなんですが
2005/01/20
[昼食]いもたこなんきん@京橋
の記事ばっかりスパムがつくように思います。
そうでもないのかな。
まぁ、いずれにせよ、フシギなのですね。
投稿: Kenneth.K | 2009/02/11 20:25
そうですねぇ、なんでしょねぇ?
ということでけしときました。
投稿: ごるご十三 | 2009/02/11 20:37