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2009/11/12

[映画]緯度0大作戦

つくづく、二十一世紀の子供は不幸である、と思う。だってこの映画とか、素直に楽しめないと思うもの。

お部屋片付けモードの中、その昔読売TVで特集でやってた日本特撮映画シリーズのビデオを廃棄すべく、可能なものはレンタルしてきて、と思った中、ゴジラシリーズ以外はほとんどないのよね。で、ゴジラシリーズは箱で持ってるわけで、それ以外を発掘して見つけた中で、いくつか借りてきた。もうちょっとあったので、もう一回ぐらいはレンタル予定だけど。

その中で、これは見た記憶がなかったので、とにかく見てみた。

いやぁ面白い。先に述べたように。。。21世紀の子供、いや少年には受けないでしょう。当時の空想科学ものは。私だって潜水艦戦闘シーンに関しては「沈黙の艦隊」読んだ人としては「なんじゃこりゃ」の世界ですもの。

そういう意味では、「海底二万里」を少年時代に読めたことをうれしく思う。そしてその延長線上にあるこの映画が本当に楽しめた。今の少年には無理だろうな。

ほんと、「海底二万里」の延長線上にあるこの映画を堪能した後、特典映像でいろいろみたら、当時画期的だった日米合作で、いわゆるハリウッドスタイルとの戦いがいろいろとあったらしい。実質日本人キャストが宝田明と平田昭彦のみで、微妙なのが岡田真澄、という感じ。撮影自体英語で行われたらしく、口の動きと声がずれまくりなのは愛嬌なのですが、、、とにかく面白いね。

東宝に限らず、ゴジラにこだわらず、こういう大人も楽しめる特撮映画って、もう作れないのかな。まぁ、このご時世、多かれ少なかれ特撮やCGは使ってるわけだけど、冒険活劇的なものってさ。。。あ、いろいろあるか。自分が見てないだけで。でも見る気がおきないのよね、例のデビルマンにしろ、キャシャーンにしろ。。。それ以外のものにしろ。

だから結局安パイでウルトラ&ライダーしか見ないわけで。。。

20世紀には存在した、宇宙なり深海に対する夢、そして、そういうものに憧れた20世紀の少年たち、見てない方は一回見る値打ちあり。上記リンクのほうは3バージョン入ってるらしいのですが。。。レンタルしてきた自分は国内版のみしかみてません。ちょっとそそる一品です。

ま、今時のSF的映画からするとしょぼいですけどね(苦笑)

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