伝統
がちゃこ兄ぃのこの記事を見てそのニュースを知った。
北サンボア、現店舗取り壊しの上、階層されるとのこと。
私なんぞは数年前にがちゃこ兄ぃに連れて行ってもらった新参者であり、閉店ぎりぎりに押しかけるのは、真の”常連”の方々に失礼、と18日、(休職中なのに)仕事に駆り出された帰りに寄ってみた。
毎度のことながら、マスターとはほとんど会話がなく、Jrや奥様とあれこれ。そして、ちょっと昔の妙齢の美女お二人とあれこれ雑談しつつ。。。
「サンボア」の元祖のお店ができて90年過ぎ、そしてこの「北サンボア」ができて60年を越えるという。初めて行って、ここで飲む角のハイボールに惚れ込んで、なんだかんだといくようになった。音楽もなっていない、早い時間に客一人モードの時など、ほんとになんともいえない静まり返った、緊張感のある空間で飲む。これがまたたまらない。
そして、混んでいる時間に、周りの人とうだうだやりながら飲むのもたまらない。時には超気合の入った常連らしい人に「君、この店ににあわんな」と言われたりもしつつ(まぁ、そんときゃそのつもりなくいっちゃってサンダル履きだったしねぇ)、それも一つの楽しみにして、人生の勉強と。
来年5月ぐらいには改装が終わり、二階建ての建物の一階、今の場所で復活するらしい。
階段ができたりするらしいので、少し狭くなるようだけれども、可能な限り今の雰囲気を残す、とのことなので、一安心ではある。
上記のリンク先にあるように、がちゃこ兄ぃなぞはここを母校と呼んでいるわけで、寂しい限りだと思うのだけれども、新参者の私なんぞは、これから新しい店と一緒に歴史を刻めるか?という期待もなくはない。
60年、当然新参者が語れる長さの時間ではない。その過渡期に巡り合い、そしてこのオリジナルの姿の間に出会えたことに。。。がちゃこ兄ぃに感謝するばかり。
さて、その翌日、いつものFSSなFG-OFFにて、念願の百番に行った。
ここは飛田にある、昔の遊郭の建物をそのまま使った飲み屋である。
あちこちで噂を聞いてて、いつかはやろうといいながら、実現までに何年かかったんでしょう。
今回も12月は混んでるだろうから11月に、と予約しようとして失敗し、何故か12月にとれてしまったという。。。
当然到着までの道のりはアレである。今回は女性もいたので。。。あんまりアレを楽しむことはできなかったわけだが(苦笑)
外観だけは以前から見ていたわけだが、やはり圧倒的な存在感。入り口入っての接客とかも、老舗の風格が漂ってくる。。。
しかし、入ってみると、あちこちガムテで補修されてたり、襖とかもぼろぼろだったり。もちろんその元の姿を想像すると圧巻だったりするわけですが。。。
内装等、あちこちで圧倒されるところはあるものの、料理も「普通」の鍋で、+いくらか払って頼んだオードブルも、カラオケボックスかよ、というような料理だったり。
大阪では有名な「百番」チェーン。。。まぁ大学生のコンパ御用達の安居酒屋。その延長線上。それを裏切らない値段で収まるのはいいことだと思いますがね。
伝統があり、それを凄まじい覚悟で守り続けている店と、伝統のある建物の中、伝統を感じさせない内容で。。。まぁ逆に敷居が高そうに見えて、異常に低いお店。
どちらも味があるということで。。。
しかしまぁ、、、、まさか翌週に両方共再訪するとは思いませんでしたがね(苦笑)
#それは後日
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