« 仙台旅行2010年(通算2回目)'10 05/15(Sat) その1 いざ塩釜市場へ。 | トップページ | あさめし寄稿 »

2010/06/15

のれん

老舗であればいい、古ければ古いほどいい、そういうつもりは毛頭ない。新しい店にもいい店はいっぱいある。先週行った京橋のホルモン屋は、店舗自体は新しいけど、メニューやらなんやら見る限り、どうみてもそれなりの歴史のありそうな店だった。その後行った新規開拓バーは、10年ぐらいらしいけど、落ち着いたいい店だった。

最近、2つのバーがなくなり、復活した。

Rimg0029 一つはいうまでもなく「北サンボア」。この写真だけ見るとほとんど変わっていないようだが、一歩下がると小さなビルに取り込まれている。中に入っても、ぱっと見、全く変わっていないように見える。それほどの完成度の再現性である。

もちろん、じっくり観察すると店が狭くなった部分のしわ寄せがわかるのだが、少なくともカウンターに立っていると、違和感はない。逆にカウンターの中から見る大竹さん親子のほうが違和感をより感じているんだろうな、と。

ま、そういうわけで、雨なので鶴見緑地駅まで自転車、そっから地下鉄、という通勤だったので、所用のあったヨドバシの帰りによってきました。ハイボール2つぐらい、のつもりが、となりのおっちゃん二人組に気に入られ、「アラン」というスコッチをおごってもらったり。結局それをあわせて三杯。

「のれん」だけでなく、限りなく店を再現することにより、その「空気」は全く変わっていなかった。

で、写真はないのだが、もう一軒は「トランプス」。そう、京橋で私が巣食っていたバーだ。こちらも少し前にしめて、マスターとかは姉妹店である「プラビダ」に移る、と聞いていたので、数ヶ月前にそっちに行ってみた。

そしたら。。。看板が違う。そう、「プラビダ」だった店が「トランプス」名義になっている。そして中にはマスターが。

もちろんこれは嬉しいことである。「トランプス」の「のれん」は守られたわけだ。

しかし。。。私らが二次会定番として使っていた理由の、カウンターでのキャッシュオンでなくなり、かつ駅から結構な距離で。。。そしてライブができるスペースもない。

そう、「トランプス」という名前と、中の人は残っても、あの空気はもうそこには存在しない。逆に、「トランプス」とは違う意味で好きな店であった「プラビダ」でもなくなっている。

これならもう「トランプス」を名乗らず、「プラビダ」のままであって欲しかったようにも思う。

ほんと、「のれん」を守る、というのはいろいろな意味で大変なことだな、と痛感。。。

|

« 仙台旅行2010年(通算2回目)'10 05/15(Sat) その1 いざ塩釜市場へ。 | トップページ | あさめし寄稿 »

コメント

そうですね。
去年の源八などもその例ですね。

アランって、どっかの島のかなりしっかりしたヤツでしたっけ?

投稿: Kenneth.K | 2010/06/18 09:22

そうだねぇ。源八は、「自分の知ってるのれん」ではなく、
本家筋の「のれん」を守ったわけだけど、人と味と空気は
そのままだしね。
あぁ、いきてぇなぁ。

投稿: ごるご十三 | 2010/06/18 19:55

「のれん」よりも「看板」が、ずーっと気になってます。

「カギかけた 戸にも窓に」 この先が・・・・・

すみません。。。 (^^;

投稿: asa | 2010/06/18 20:58

うわ
サンボアでおごってもろたん
ええなぁ
めったにないでー

そうゆうたら
このまえサンボアでとなりでしゃべった妙齢の女性
空になりかけてた豆(ピーナツ)
そーっと自分のんと換えてくれてたなぁ
たぶん
歯ぁが悪ぅて豆かめんかったんやろなー
ハイボール850ヱン
豆150ヱン
1000ヱンで飲めるんやなぁ
ヱヱ店やなぁ
キタのしょうもないバーは
ナンジャラチャージやら
カンジャラチャージやらゆうて
めちゃくちゃ金使わしよるからなー
たいがいにへんめはないなー


投稿: sa.sa.king | 2010/06/21 18:19

>asaさん
こんどちゃんと写してきます(苦笑)

>師匠
よそのバーではたまにありますけどね、サンボアでは初めてですね、確かに。
一杯で帰れば1000円ジャスト。これは凄いことですよね。
チャージなし、豆150円なんですもの。
まぁ、一杯では帰れないのですが(苦笑)

投稿: ごるご十三 | 2010/06/21 19:24

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: のれん:

« 仙台旅行2010年(通算2回目)'10 05/15(Sat) その1 いざ塩釜市場へ。 | トップページ | あさめし寄稿 »