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2014/03/12

福井旅行 番外編

最近iPhoneやらタブレットやらをいじるのに忙しく、旅行(だから出張だって)中に本を読むことも少ないのですが、今回は新幹線ではなくサンダーバード。コンセントがないと長時間プレイは厳しいので、読もうと思ってた本を一冊かばんに詰め込みました。

天皇の料理番 (集英社文庫 111-C)

私より上の世代ならご存知の方も多いと思いますが、堺正章主演でドラマ化されてたやつです。当時親父がハードカバー本買ってたので読んだことあるのですが、先日どっかの古本市でみつけて衝動買い。

読み始めて驚いたのですが(何分以前読んだのは30年近く前なので)、主人公、秋山徳造、出身が福井で、序盤はちらほらと福井のシーンがあります。もっとも私が行ったあたりとは関係ないのですが。

とにかく妙な縁を感じました。

まだ子供のころだったはずなのですが、このドラマは非常に好きでした。

さてこの小説、内容としては、福井の田舎で生まれ育った少年が、軍隊の基地の厨房で食べさせてもらったコートレット(ようはカツレツ)の美味しさに衝撃を受け、洋食の調理人を目指す、というお話。明治の世の福井でのカツレツ、それはもう衝撃だったでしょう。

んで、簡潔にいうと、紆余曲折へて、天皇家の料理番となる、というものです。

ただ、ドラマ内のエピソードの印象があまりにも強く、「あれ?あのシーンないぞ?」と思ってしまう。ドラマが脚色しすぎか、というと、実は別の本、例えば当の秋山徳造が書いた本などでのエピソードがドラマには盛り込まれてたりするようです。ドラマより、もう少し主人公の描写が奥深いので、こちらはこちらで面白いですが。

となりますとドラマが見たいのですが、なんとDVD化されてないんですね。つーかビデオ発売もされていない様子。なんでも2,3年前に衛星で再放送があったらいいのです、、、残念。

ちなみに堺正章演じる主人公と若き日に同僚として働いた二人がいて、一人は鹿賀丈史、もう一人はドラマほとんど初出演だった明石家さんま、という顔ぶれ。さんまはまぁ、さておき鹿賀丈史です。

そう、「料理の鉄人」で見た時には、このドラマを思い出しました。また堺正章は現役で「チューボーですよ!」なる料理番組で腕を振るってるのですから、なんとも妙な感じがします。

ということで、今は秋山徳造氏が書かれたエッセイをかばんに詰め込んでますが、ほとんど読めてないです。ちょっとゲームやる手を止めないとなぁ。。。

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コメント

高嶋政伸版のリバイバルをちょろっと見たことがあるだけで
これを読んだときはほぼ初見という状態でした。

フランスで修行してたころの話や、天皇の料理番になってからの終戦のシーンなど

かなり柔軟な姿勢を見せています。
新しいものを受け入れる、試してみるという頭の使い方が重要なのかしら?
なんて思ってみたりして。

投稿: Kenneth.K | 2014/03/12 02:28

多分、柔軟だったからこそいろいろチャレンジできて、
それが評価されて、陛下の前で寿司握ったり、
天ぷらあげたり、までやれて、できたんだろうね。

投稿: ごるご十三 | 2014/03/19 23:21

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