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2015/12/06

カレーうどん店をはじめたい、わけじゃないのだが

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Kenneth.Kです。

二〇一五年九月某日の二〇時、大鱚剣之介は所要で名古屋にいた。

半剣半漁を生業としている身ではあったが、ここのところ漁がとんと減り
勤めが大半を占めるようになっている。
今回の名古屋入りもその勤めの一環でのことであった。

『こんなにすぐ再訪することになろうとは』
ひとりごちながら向かう
その先には見覚えのある看板である。
客は4人、いずれも中年の男たちである。

察するに鬼平の刃にかかれば声を上げる間もなく袈裟切りされるであろう程度の者たちのようであるが油断はできぬ。

剣之介も懐の重みを確認してから暖簾をくぐる。

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やはり、カレーうどん店をはじめたいものが集う店なのか。

するとこの慣れた手つきで麺の湯切りを行っているこの男が元締めか。

『カレーうどんを頼む』

ほどなくして運ばれてきた丼を見て

『ふむ、白いな。白い。』

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いささか白っぽいカレーうどん。

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厚揚げとも薄あげとも言い難き代物ではあるが、この厚い薄あげ、悪くはない。

とても悪くはない。

カレーと出汁も悪くはない。関東のカレーうどんのようにルーが重いわけではなく

さりとて大阪のカレーうどんのように出汁が強いほどではないが

これはこれで悪くない。

事前の噂ではピーナッツバターを使っている申すものがいたが、そのような気配はない。

むぅ、わからないだけなのか。

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ほぉ、うどんはこのように。

麺はいささか硬いようではある。

おそらく、平蔵殿にとっても硬いであろう。

私も関東に身をおくものではあるが、温かいうどんは腰が抜けているものを好む。

うーむ、これはいかぬとも、いかねぬとも言いがたし。

しいて言うのであるならノーコンテストです。(いきなり横文字かよ)

あの、あさひのエビ天カレーうどんと同じ土俵では比べ難い。

また、酔客を見越してか、量がいささか、ほんのいささかではあるが少ないように思う。

飲んだあとの締めにはよいが

素面となるとまた事情が変わってくるのではないかと思われる。

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ぶつぶつと言いながらもスープまで完食した剣之介であった。

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コメント

kenneth.Kさん
こんにちは
>わけじゃない
といいつつ
転職を考えてるんですか?
あは
あは

投稿: じゅんた | 2015/12/07 21:22

男子たるものいつだって
今と違うなにかになりたいと思ってるもんですわ 嘘です。

投稿: Kenneth.K | 2015/12/17 06:07

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